2020年の冬、川崎の6畳1間の木造アパートに木工旋盤機を持ち込んだ所から、NEW CLASSIC LIGHT FIELD(NCLF)は始まりました。
旋盤機をつけるとアパート自体がガタガタと揺れ、そのうち崩れるんじゃないかと思うような状態でした。
よく追い出されなかったなと今となっては思います。
全くの未経験だった私は家具屋さんから貰った端材や、植木屋さんから貰った切り株など手探りで削っていました。
ある時なんとなく作った照明器具が思った以上に評判が良く、嬉しくなった私は気づけば日が暮れて、また昇るまで作り続けていました。
今では埼玉県の所沢市に大きな工場を構え、NCLFの照明器具は数多くのお客様から注文を頂けるブランドに成長しましたが、川崎のアパートで始めた頃の気持ちを忘れずひとつひとつ丁寧に仕上げています。

素材の持つ特徴と向き合い、一緒に年月を重ねていける様な照明をデザインし製作しています。